
苦難を抱えつつも明治政府の内部で改革を進めて行く渋沢栄一(吉沢亮)。
当時は、日本政府の基盤も脆弱で期せずして、今日的な『官民一体』にならなかったのがいささか皮肉という感じでしょうか?
さて、栄一は政府財源を安定化させるべく、銀行づくりに乗り出していきます。
しかし、たちまち『民』からの支援が厳しくなってしまって…
さっそく振り返ってみましょう!
ドラマ『青天を衝け』31話のネタバレと感想!
栄一たちは、日本で初めてとなる、銀行づくりに着手します。
今日でいえば、財閥の元になる 当時の三井組、小野組などに声をかけるも、なかなか賛同が得られず難航してしまいます。
民間の合同により、大きな銀行づくりを考えている栄一らの思惑とは裏腹に、三井は独自の銀行を作ろうとして対立します。
結果的に、箕村利左衛門(イッセー尾形)と栄一は、熾烈な駆け引きを繰り広げることになってしまうのでした。[ad4]
渋沢喜作が獄中から解放されて
栄一と同じ時期に一橋家に仕官した渋沢喜作(高良健吾)は、彰義隊に身を投じ、函館戦争にも参加して捕縛され、投獄されていました。
獄中から解放され、喜作は栄一を訪れますが、苦労を語り栄一も理解を示します。
↓渋沢喜作は栄一とともに働くことに!
栄一のいとこ #渋沢喜作。少年時代を演じるのは #石澤柊斗 くん。大人の喜作は #高良健吾 さんです。#青天を衝け #第1回#栄一目覚める pic.twitter.com/VyxB8Jrlvr
— 【公式】大河ドラマ「青天を衝け」 (@nhk_seiten) February 14, 2021
喜作は、栄一の推奨を得て、大蔵省で働くことになったのでした。[ad5]
文明開化の代名詞的な富岡製紙工場は?
栄一の従兄弟になる尾高惇忠(田辺誠一)は、富岡製紙工場の創業を開始しようとしていました。
明治維新の、いわば日本の産業革命と言うべき工場ですね。
ところが、従業員となる工女が集まらないという問題点がありました。
西洋式の工場というだけで、「工場へ務めると生き血を吸われる」との風評が立っていたのです。
今となっては、笑い話のようなことですが、当時は西洋式に対して、かなり根強いアレルギーがあったものと考えられます。
そこで、惇忠は誤解を解くべく、自身の娘の勇(ゆう 畑芽育)に伝習工女になってもらいたいと依頼するのでした。
↓尾高惇忠の娘役の畑芽育さん
#青天を衝け【畑芽育】富岡製糸場の伝習工女第一号となった、尾高惇忠の娘・ゆう。演じるのは 畑 芽育(はた めい)さん。最近の出演歴では #ハコヅメ 3~4話で、痴漢被害に遭った心の傷から 部屋に引きこもり、なかなか 事情聴取に応じてくれない女子高生・清水彩菜を演じていました。 pic.twitter.com/rYQLt1g17Q
— ひぞっこ (@musicapiccolino) October 17, 2021
※ 伝習工女とは…器械に繰糸法を学び、各藩にノウハウを伝授する研修生[ad6]
ドラマ『青天を衝け』31話のネタバレと感想まとめ
渋沢栄一というのが、妾というか愛人というかで有名だったようでして、そのあたりもかなり丁寧に描かれてしまいます。
将来、1万円札になる人物を、NHKがのっけから書いてしまうのがちょっと驚きの部分です。
↓こんな感じで、家族が多かった(笑)。
渋沢栄一は女遊びも激しく、子供は50人から100人いるともいわれています。
のちに財産管理のための「渋沢同族会」が発足しますが、この会には栄一の子と認められた人物しか入ることはできませんでした。
遺産争いを避けるためですが、それだけ子供が多かったことにもなります。#青天を衝け pic.twitter.com/Hxr2Pi7gDh— RekiShock(レキショック)@日本史情報発信中 (@Reki_Shock_) October 10, 2021
しかし、身ごもった愛人 大内くに(仁村紗和)が渋沢邸にやってきまして、妻の渋沢千代(橋本愛)は、快く同居を申し出ますが、心中は複雑なのでした。
また、夜遅く渋沢邸に西郷隆盛(博多華丸)がやってきまして、栄一と酒を酌み交わすシーンもありました。
明治政府もまだまだ不整備であり、明治の偉人達も悩みが多かったのではないかと考えます。
栄一は、大蔵省を辞めて民間に降りる決心を妻の千代に語ります。
↓こちらが岩崎弥太郎 似てます!
予告に出てきた岩崎弥太郎、史実にめちゃくちゃ寄せてきたやん…!!! #青天を衝け pic.twitter.com/WqFSDhPuGc
— ジュン🦒💨 (@MMorangejun) October 17, 2021
そして、栄一の永遠のライバル 岩崎弥太郎(中村芝翫)が登場します!